月曜日, 1月 05, 2009

wxDのテストメモ

D言語のGUIライブラリであるwxDをうごかしてみました。 OSはWindows XP SP2です。

wxD は、wxWidgetというGUIライブラリをD言語から利用できるようにしているので、本体のwxWidgetが必要です。 

ということで、本体のwxWidgetもコンパイルから始めました。コンパイルしたのはバージョン2.8.9です。
コンパイルに当たっては、wxDのページに記載しているように、Digital Mars社製のCコンパイラとMakeを利用しました。 

#VisualStudioでコンパイルすると、wxWidget自体はビルドできるのですが、wxDの時におかしなことになりました・・・。
#dmcのv8.50を使いましたが、よくよく考えると、DMDからダウンロードできるdmcでよかったのでは。


wxWidgetのファイルを解凍します。 そして、環境変数WXDIRをセットします。

set WXDIR=C:\wxMSW-2.8.9
対象ファイルがある場所に、移動します。
cd build\msw
そして、makefile.dmcを利用して、Makeします。
make -f makefile.dmc

そうすると、wxMSW-2.8.9\lib\dmc_lib にライブラリが出来上がります。

お次は、wxDの番。 wxDはバージョン0.13をダウンロードしました。
でdmdのバージョンは、2.014です。

これもシンプルで、ファイルを解凍してからできたディレクトリに移動して、

cd wxd
make

です。 ここで、object.d が無いとのエラーメッセージがでてきたので、dmdのsrc\phobosからobject.dを探し出しました。 なぜかsrc\phobosになかった(消えてた?)のでパッケージから入れて、念のためwxdにojbect.d をコピーしました。

あとは、生成されたwxc.libとwxd.libをsc.iniで、LIBのパスが通っているところにコピー。

そして、試しにSampleのHello.dをコンパイルしてみて、動くことを確認。 

おわり。