火曜日, 7月 31, 2012

スタルヴイ(Столбы)-ロッククライマーの聖地?

 クラスノヤルスクの名所、スタルブイ(Столбы)自然保護区に寄ってみた。日本ではあまり知られていないが、ロッククライミングの場所として歴史が古く(150年以上も!)、世界的に有名な場所だそうだ。

 入り口の麓には若くして亡くなったクライマーの石碑が立っている。最初は、クライミングなので、中には命を落とす人はいるんだろうっという程度で思っていたが、そのスタイルが半端じゃなかった。stolbism(スタルビズム)と呼ばれるスタイルは簡単にいうと、フリー・ソロスタイル、命綱なし。石を見て触ってみるとわかるが、ツルッつる。とても登ろうという気にはならなかった。写真では伝わらないかもしれないが、紹介する。

Fig1.麓から登ってくると管理小屋らしき建物がある。
訪れたのが5月のGW中だったので、上の方はまだ雪が残っている。
Fig2. 石巡りの入り口
スタルブイにはいろいろと道があるそうだが、観光客向けは決まっている。熊とかでるので猟銃携帯必須の道があるそうだ。

Fig3. 入り口近辺の道はすでに雪解けしている。
岩には名前がついている。1番とか番号で呼ばれているものもあれば、爺さん(Grandfather)とか婆さん(Grandmother)と呼ばれるものある。
Fig4. 滑りやすい岩肌

Fig5. Grandfather
縮尺が伝わりにくいが、ブロックになっている岩幅は結構高い。掴むのは容易ではなさそう。
Fig6. 象と呼ばれる練習用の岩
ここで初トライの少女とコーチらしき人がいた。コーチが下から指導していたが、見本を見せようと登ろうとしたが、足場にのりきらず滑っていた。。。それほど滑りやすい。
最後に、youtubeでみつけたStolbyのビデオを消化しする。


ロシアはやることが半端ない。

fin.

日曜日, 6月 10, 2012

再びクラスノヤルスク(красноярск)へ

また、クラスノヤルスクに来た。 前回と同様に北京経由、S7(シベリア航空)を利用した。北京発の時間が前回よりも遅く、深夜2時30分に出発予定の便だった。案の定、出航が遅れた。どのくらいの遅れだったかは覚えていない。しかし、深夜便が遅れるとつらい。眠い。

朝8時頃には到着。今回、メーデー前だろうか、前回よりもいく分か混んでた。荷物が2,3ある乗客が多い。
初めて日本人乗客1人をみかける。日本のパスポートを持っていたので間違いないだろう。がっちりとした体格だったので、武道家だろうかっと勘繰る。

前回は、税関で混むということがなかったが、今回は税関でかなり混んだ。荷物の多い乗客がおおかったからだろうか。 

空港から市内へと移動する。バスは国内ターミナル側にあるので、国際ターミナルから出て左に約200m位移動する。

Fig.1 バス券売所
国内ターミナルの前に、バスの券売所がある。 ここからクラスノヤルスク市街地に出るバスに乗ることができる。「501」番線だ。だいたい1時間に1本程度の本数。料金は荷物1つ込みで約65ルーブル。乗車賃とは別に積荷料(旅行用カバン)の料金があるので、それも購入しなければならない。

ここで困った事が起きる。クラスノヤルスク行きが欲しいとカタコトで券売員に伝えても、チケットを売ってくれない。何かロシア語でいわれたけれども、理解できる語学力がない。途方に暮れていたら、他のバスを待っている、親切なおばちゃんが”英単語”を列挙して教えてくれた。 

バスが到着してから販売する。

ということだった。とりあえず予定時刻の9時30分まで待てと。 ということで待つことにした。
Fig.2 バス停近くの時刻表示、温度表示の塔
バスを待っていると、恒例?の白タクの客引きがやってきて、タクシーの勧誘が始まる。1000ルーブルでどうだ?っということだ。断ってバスを使うとジェスチャで伝える。すると、900ルーブル、800ルーブルとどんどん下がって700ルーブルまでいった。 
ロシア語でセールストークを聞かされたが、ここは言葉がよくわからなくても何となく理解できた。 「バスだと市街地にいってから乗り換えるだろ、お前言葉大丈夫なのか? タクシーだと直接ホテルまでいけるぞ」 っといっていた。 バス待つの面倒くさくなったので、乗ろうかと思ったが、ここはバスにチャレンジしたかったので、バスを待つことにした。
帰りはホテルからタクシーを呼んでタクシーで空港までいったが、1300ルーブルかかった。ホテルだから安心していたのが間違いだった。交渉してから乗らないと高くなる。

Fig3. バス亭から広告の看板が見える。

9:30をちょっと過ぎた頃になるとバスが到着し、券売が開始となった。一気に券売所が混んで中々購入できない。しかし、中央アジア系の顔立ちしたおっちゃんが、気遣ってくれて、お前が先だったから、早く買えっといって、お金を渡したら、周り押しのけて券を買ってくれた。さっきのおばちゃんといい親切な人が多い。
Fig.4 駐車場には日本車が多い。
1時間位かけて、無事市街地にいけた。だが途中で乗り換えるポイントがわからなかったので終着のバスターミナルまでにいってしまった。バスターミナルからは、バスターミナルを出て、市街地に行くバスをみつけて乗る。「レーニン通り」が経路としてあるバスにのれば市の中心部にはでれる。

Fin.

木曜日, 4月 19, 2012

(ROSA) Linuxの日本語入力メモ

ROSA Linux 2011.0 Japaneseでインストールすると、インストール時にibus-anthyがないというメッセージが表示される。
図1. РОСА Linux インストール時の言語選択画面

図2. ibus-anthy がないエラー画面
このibus-anthyパッケージがインストールされないため、インストール後、すぐに日本語入力ができない。
したがって日本語入力するためにibus-anthyをインストールする。 

ソフトウェアの入手は、Configure Your Computer をたちあげてソフトウェアの管理から行う。初めてインストール場合は、まずインストールとアップデートのためのメディア設定を行う。
図3. ソフトウェア管理の画面

メディアの種類を選択で、「完全なソース」を選択する。

図4.メディアの種類の選択画面

その後、元の画面で、「RPMをインストール/アンインストール」にて ibus-anthy を選択してインストール。

図5. ソフトウェアの選択

図6. 関連(依存)するソフトと共にインストール

インストールが終わった後、日本語インプットの設定をする。メニュー・バーにあるキーボードマークをControlを押しながらクリックし、「設定」を選択する。
図7. 設定画面
「インプットメソッド」タブを選択し、「インプットメソッドの選択」から日本語を選び、「Anthy」を選択する。

図8. インプットメソッドの選択
これで完了。Kwrite等で日本語入力を試してみると確認できる。

fin.

日曜日, 4月 08, 2012

日本語環境でMail.ruのбраузерを動かす

大手のサービスプロバイダがインターネットブラウザに自サービスへアクセスしやすくする為の導線をプラグイン等の形で提供する事は珍しくない。Mail.ruではChroniumをベースにした「Интернет браузер」を提供している。今のところWindows版のみ提供されている。 
基本的にGoogle Chromeと同じで、Mail.ruへのブックマークや拡張機能が付加されている。また、検索がMail.ruの検索エンジンが標準になっている。 Mail.ruのヘビーユーザでは無い限りメリットは感じられないだろう。
しかし、アイコンに着目して欲しい。 


図1. Интернет браузерのショートカット
@を基調にしたデザイン。Chromeとは異なる為、何コレ?効果が期待できるかもしれない。
動機はどうであれ、Mail.ruのサイトからダウンロード(скачать)してインストールし、起動すると、次のエラーメッセージが表示される。 ※Windows XP環境で試行

図2. エラーメッセージ
このエラーは言語設定系のファイルが見つからないというエラーだ。日本語OS環境なので、日本語関連のファイルが無いというところに目星をつける。そこで設定ファイルが置かれているフォルダを探す。 
ファイルを表示させるには、全てのファイルとフォルダを表示させる設定が必要になる。エクスプローラから「ツール」→ 「フォルダオプション」を選択。下図のオプションを選択。

図3. ファイル・フォルダの表示オプション
言語設定の場所発見
「C:¥Documents and Settings¥Administrator¥Local Settings¥Application Data¥Xpom¥Application¥17.0.963.46¥Locales」
このファイルパスで「Xpom」とあるのがアプリケーションの名前。Mail.ruは最近名称変更して「Интернет браузер」としているが、以前は「Xpom」という名前だったので、その関係で「Xpom」となっていると思われる。

見ると、やはりロシア語(ru)のファイルしか置かれていない。  

図4. Localeの場所
この場所に日本語のファイルをコピーすればよい。元ファイルはGoogle Chromeから取ってくることができる。 Google Chromeがインストールされている必要がある。場所はアプリケーションの名前がXpomからGoogle Chromeに変えた位置にある。
「C:¥Documents and Settings¥Administrator¥Local Settings¥Application Data¥Google¥Chrome¥Application¥17.0.963.46¥Locales」

図5. ChromeのLocaleの場所

「ja.dll」 と「ja.pak」をRuしかなかったフォルダにコピーする。そして、再度ショートカットから「Интернет браузер」を起動すると、下図のように無事起動に成功する。

図6. Интернет браузарの起動
ブラウザのバージョンを確認すると、Google Chromeのまんま。アイコンだけが異なる。

図7. クレジット
ユーザーエージェントを調べてみると
Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/535.11 (KHTML, like Gecko) Chrome/17.0.963.46 Safari/535.11 MRCHROME
Chromeの同一バージョンと比較すると、最後に”MRCHROME”がついているのが異なる。それ以外は全く同じ。MRCHROMEとはきっとMail.Ru Chromeの略だろう。


fin.

土曜日, 4月 07, 2012

ロシア語入力はPhoneticsが便利

パソコン(PC)の日本語環境でロシア語を入力するには、ロシア語入力の設定が必要となる。いざ設定するとなると、複数の入力方式があるのでどれが良いのだろうか戸惑うだろう。

Mac OS X(10.6.8) の場合は下記の3つが選択できる。
  1. Russian
  2. Russian - PC
  3. Russian - Phonetics
結論からいうと、ローマ字入力になれている人はPhonetics(発音ベース)を使うのがお勧めだ。

この3つは何がどう違うか? キーボードのレイアウトが異なる。

1.Russianの場合
 標準的なロシア語キーボードの配列。「ё」の位置を気をつければWindowsでのロシア語キー配列と同等。 Windows環境と揃えて入力したい人はこちらを選択するとよいだろう。
図1. Russianのキーボート配列

2.Russian - PC の場合
 「ё」の入力ができない。少なくともANSIキーボードを利用している環境では「ё」の入力ができなかった。「ё」以外は主なキー配列は上記の標準配列と同等。
図2. Russian - PCのキーボード配列

3. Russian - Phonetics の場合
Phonetics(発音ベース)とあるのは、大部分が英語アルファベットの発音と同音のキリル文字をQWERTYに従って配置している。 例えば「r」の場所は「р」となる。当然、全てが対応している訳ではないが、ローマ字入力に慣れているとアルファベットと対応していない差分部分だけ覚えればよいので入力がかなり楽になる。具体的にはщяшчйюжэёに気をつければ、ほぼローマ字入力の感覚で入力ができる。ちなみに「ё」の入力はoption+e だ。

図3. Russian - Phonetics のキーボード配列

Windows環境ではOS標準にこのPhoneticsが入っていない。したがって利用するには3rd パーティ製ソフトウェアをインストールする必要がある。
調べたところ
 ・http://winrus.com/kbd_e.htm
 ・http://www.auburn.edu/~mitrege/russian/cyrillic-setup/cyrillic.html
がある。まだ試していない。

他にWindowsでよりPhoneticsで入力するにはGoogle Transliteration IMEを利用する方法がある。Google IMEは予測変換機能もついているため、スペル間違いしても正確な表記が変換候補に提示される。非常に便利である。ただし、全て小文字で変換されるため、大文字を入力したい場合は、キーボードビューワーを立ち上げないと入力できない。


最後に、ロシア語入力設定の場所を紹介する。
「システム環境設定」→ 「言語とテキスト」  
(Mac OS X 10.6.8)

→ 「入力ソース」

fin. 

火曜日, 3月 20, 2012

Mari.ru に登録してみる。

ロシア語圏の無料メールサービスというと、Gmailではなく@Mail.ru。Mail.ru(メール・トーチカ・ル)はロシア語圏で有名なポータルサイトである。Mail.ruのアカウントはまた、Agentと呼ばれるインスタント・メッセンジャーと統合されている。Agentは、ユーラシア・ヴューというWebサイトの記事によると、ロシア市場の40%〜50%を占めているという。ロシア語圏の独特の文化が確立されているようだ。

これは試さずにはいられない。

ということでMail.ruのアカウントに登録してみる。まず、ブラウザからhttp://mail.ru/ のポータルページ行く。向かって左上に下記のメールサービスへのログイン画面が表示されている。

Fig 1. ログイン画面

ログインIDを作成するためには、「Почта(郵便,メール)」タブの下にある「Регистрация в почте(メールアドレスを登録する)」をクリックする。すると登録のための情報入力画面に遷移する。

Fig 2. 登録画面図


登録画面の下部に、携帯電話の番号を促される。パスワード忘れ時の対応の為と記載がある。携帯電話がない場合は、「У меня нет мобильный телефон」をクリックするとパスワード忘れの際に入力する質問等が現れる。

日本を選択してもSMSが届く(SBM端末で実施した)ので、登録情報と+81から始まる電話番号を入力し、緑のボタンを押すと、下記の窓がポップアップされる。


Fig 3. コードの入力画面

送信されてきたSMSの中にコードが記載されているので、そのコードを入力する。そこで登録が完了するが、つづいてМой Мир(SNS)への登録画面に移る。 

Fig 4. Мой Мирへの登録画面
特に何も入力せずに、緑色のСоздать Мой Мир(Мой Мирの作成)をクリックすれば完了する。

Fin.