土曜日, 4月 07, 2012

ロシア語入力はPhoneticsが便利

パソコン(PC)の日本語環境でロシア語を入力するには、ロシア語入力の設定が必要となる。いざ設定するとなると、複数の入力方式があるのでどれが良いのだろうか戸惑うだろう。

Mac OS X(10.6.8) の場合は下記の3つが選択できる。
  1. Russian
  2. Russian - PC
  3. Russian - Phonetics
結論からいうと、ローマ字入力になれている人はPhonetics(発音ベース)を使うのがお勧めだ。

この3つは何がどう違うか? キーボードのレイアウトが異なる。

1.Russianの場合
 標準的なロシア語キーボードの配列。「ё」の位置を気をつければWindowsでのロシア語キー配列と同等。 Windows環境と揃えて入力したい人はこちらを選択するとよいだろう。
図1. Russianのキーボート配列

2.Russian - PC の場合
 「ё」の入力ができない。少なくともANSIキーボードを利用している環境では「ё」の入力ができなかった。「ё」以外は主なキー配列は上記の標準配列と同等。
図2. Russian - PCのキーボード配列

3. Russian - Phonetics の場合
Phonetics(発音ベース)とあるのは、大部分が英語アルファベットの発音と同音のキリル文字をQWERTYに従って配置している。 例えば「r」の場所は「р」となる。当然、全てが対応している訳ではないが、ローマ字入力に慣れているとアルファベットと対応していない差分部分だけ覚えればよいので入力がかなり楽になる。具体的にはщяшчйюжэёに気をつければ、ほぼローマ字入力の感覚で入力ができる。ちなみに「ё」の入力はoption+e だ。

図3. Russian - Phonetics のキーボード配列

Windows環境ではOS標準にこのPhoneticsが入っていない。したがって利用するには3rd パーティ製ソフトウェアをインストールする必要がある。
調べたところ
 ・http://winrus.com/kbd_e.htm
 ・http://www.auburn.edu/~mitrege/russian/cyrillic-setup/cyrillic.html
がある。まだ試していない。

他にWindowsでよりPhoneticsで入力するにはGoogle Transliteration IMEを利用する方法がある。Google IMEは予測変換機能もついているため、スペル間違いしても正確な表記が変換候補に提示される。非常に便利である。ただし、全て小文字で変換されるため、大文字を入力したい場合は、キーボードビューワーを立ち上げないと入力できない。


最後に、ロシア語入力設定の場所を紹介する。
「システム環境設定」→ 「言語とテキスト」  
(Mac OS X 10.6.8)

→ 「入力ソース」

fin. 

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